こんにちは、 SunnyBizコンサル です。
今回は、自己分析の方法として、人生の棚卸について書きたいと思います。
- これから起業を考えている方
- 就職活動をしている方
- 転職を考えている方 など、
これから先を生きていくうえで、選択肢を探している方には是非読んでいただきたいです。
また、自分という人間を知りたいという方にも、今回の棚卸はおすすめです。
自己分析の一つとして人生の棚卸を行い、今後のビジネスや先々の人生に役立てていきましょう。
自己分析のやり方 人生の棚卸をしてみましょう

用意するもの
自己分析を始める際には、以下のものを用意してください。
- 紙(ノートもしくはルーズリーフ)
- シャーペンもしくはボールペン
- 赤・青のペン(他の色でも可)
棚卸方法
人生の棚卸として、これからやる事は以下の3つです。
- 幼少期から今までの経験を振り返る
- 幼少期から今までの感情を振り返る
- 幼少期から今までの出会いを振り返る
この3つに関する振り返りを徹底的に行い、最後に情報を精査する作業を行います。
棚卸することの効果
棚卸をすることの効果は以下のとおりです。
- 自分の記憶と心に寄り添うことが出来る
- 自分という人間が見えてくる
- 自分の感情に気付くことができる
- 自分に影響を及ぼすことが分かる
- 大切にしたいものが明らかになる
- 不幸な選択をしないようになる
他にも、人によって色々な気付きが生まれ、先々を考える際のヒントになると思います。
起業を考えている方は、事業のコンセプトや理念に繋がる気付き。
就職活動をしている方は、将来の方向性や志望動機の発見。
転職を考えている方は、人生観や価値観が見え次の選択をするうえでの良き判断材料になるでしょう。
棚卸をすると、自身がどういう人間で、何に興味があって、何をしたいのか…そしてこれから先をどう過ごしていくかについてのヒントが必ず見つかります。

棚卸をしてみましょう

幼少期から今までの経験を振り返る
まず、幼少期から今までの経験を、事細かにノートに書き出して下さい。
書き出す際には、箇条書きをおすすめします。
ここで言う幼少期とは、自身の記憶がある一番小さな頃です。
経験とは、習い事や好きな遊び、部活動、委員会活動、アルバイト、仕事など、なんでも良いです。
努力した事、資格、大会に出た、工作で賞を取ったなど、自身が今まで過ごしてきた中で起こったこと、取り組んだこと、ハマったことについても、とにかく何でも書き出します。
自分しか見ないので、こんなことどうかな?と思ったとしても、思い付くままに全て書き出して下さい。

幼少期から今までの感情を振り返る
次は、その書き出した事柄に関連する感情を書き出します。
心に問いかけ、その当時どんな感情で過ごしていたか、いいことも悪いことも全て書き出します。
例えば、
- 負けず嫌いだった
- 〇〇が得意だった
- 〇〇が辛かった
など、その当時の感情を思い出して下さい。
また、感情は、どこかのタイミングで変化することもあります。
例えば、高校デビューや大学デビューと呼ばれるものがその一つです。
小学・中学生の頃は集団がイヤで消極的だった…という人が、高校からは人と絡むことが好きだった、目立ちたかった、モテたかったという感情に変わったりと、成長過程で感情が変化していくこともあり得ます。
それもしっかり書いておきましょう。もし分かれば、変わったきっかけも書き出すと良いです。
因みに、私は中学生の時に大きな感情の変化を迎えました。
それまでは、いい子でいることが正しい!いい子でいなければ!と、周りの目を気にして過ごす子でしたが、
ヤンチャで自由な同級生と出会ったことで、周りの目ばかり気にしていい子でいる自分が無理をしている事に気付き、無理にいい子を演じる事を辞めました。
もっと自分の気持ちに正直に過ごそう!と吹っ切れたのはその頃です。すごく楽になったのを覚えています。
幼少期から今までの出会いを振り返る
今までに、自分に影響を与えた人を思い出して下さい。
いい影響もあれば、悪い影響もあると思います。
親兄弟、子供、幼馴染、先生、先輩、友人など、その人に出会ったことで自分に何かしらの影響を与えたと思う人をピックアップします。
本の著者や、テレビに出ている人でも構いません。
そして、その人がどう自分に影響を与えたのかをよく思い出し、その人に言われたこと、学んだことなどがあれば書き出します。
特に、その人が自分のことを客観的に評価してくれたような言葉があれば、しっかりと思い出して書いて下さい。
(例)〇〇ちゃんは頑張り屋さんだね
(例)〇〇さんには相談しやすいなー
など、些細なことでもいいです。
他人が自分を評価してくれた言葉は、客観的に見た自分の良さでもあるので書いておきましょう。
棚卸の精査と分析結果

ここまでで棚卸は完了です。ここからは、棚卸の精査を行い、自己分析の結果を求めていきます。
プラスとマイナスを洗い出す(棚卸の精査)
経験したこと、感情、出会いを見渡すと、書き出した中に自分にとってプラスだった事と、マイナスだった事が見えてくると思います。
ここで、プラスだったことには赤線を、マイナスだったことには青線を引きます。
出会った人については、その人から受けた影響がプラスかマイナスかで、色を分けます。
書き出した中に、忘れてしまいたいことや、消してしまいたい過去、今の自分にとって不要なことはありますか?
もしあれば、二重線で消して下さい(黒く塗りつぶしてもOK!)
私は棚卸の際、忘れてしまいたいイヤな経験をあえて書き出し、この段階で黒く塗りつぶしました。
今後の人生において持っていきたくない記憶は、今回の棚卸をきっかけにここで決別です。

分析結果
自分の歴史
自分を掘り下げ、経験・感情・出会いを書き出したことで、今この瞬間を迎えるまでの自分の歴史を見直すことができたと思います。
自分の記憶と心に寄り添い、自分という人間が見えてきたと思います。
一日一日をしっかり歩んできた結果、今が存在します。ここまでの歴史に、是非感動を覚えて下さい。
モチベーションの発見
改めて、赤く線を引いた部分を見つめて下さい。
そこが、自分にとって良い影響をもたらすものであり、強みの部分です。
どんな事が自分にとって良かったか、どんな時が楽しいと思えるか、何をしている時が充実するか、どんな人との関わりが必要か、自分のモチベーションが上がる要因が見えると思います。
回避すべき弱みの発見
青く線を引いたところは、自分にとってのマイナス要因です。
ここを見つめることで、自分にマイナスの影響を与えるもの、今後回避していくべき状況、思想、付き合いが見えてきます。
過去の失敗や悪い経験を今後の状況判断に活かし、不幸な選択をしないようにしましょう。
これからの未来
これからのことを考えます。
自分の強みと弱みが分かり、モチベーションとなるものが分かり、自分にとってのマイナス要因が分かったことは、これから先の人生を選ぶ時に大きな柱(頼り)になります。
自分にとって幸福感が得られる道は、強み・モチベーションが上がる方です。
そこを探求することで、目指すべき未来が見えてきます。
起業する人も、就職活動にある人も、転職をする人も、自分を知りたい人も、まずは自分にとっての赤い線を明らかにしましょう。
そうすれば、それが事業コンセプトになり、志望動機になり、転機になります。
まとめ
自己分析を行うと、自分の歴史から得意なことや苦手なことが分かります。
自分の性格を分析することにもなり、自分にとって何が大切なのかにも気付くことができます。
その得意なことや、大切と思う事を活かし先々を考えると、進むべき道が見えてきます。
これから先を自分の意志で正しい選択をしていけるように、自己分析をしてみましょう。