こんにちは、 SunnyBizコンサル です。
副業を認める会社が増えてきたこともあり、個人でもビジネスを始める人が増えてきました。
その影響もあってか社会の「起業」への関心が高まり、最近では脱サラを目指す人も少なくありません。
ビジネスを始める際、やりたい事が明確であったり、既に前例がある世界に入っていくのであれば、なんとなく起業への道筋が見えイメージが沸くでしょう。
しかし「起業」という言葉だけに関心が向いていると、
起業に興味がある!さて、何から準備をすればいいのだろう…
起業したい!でも具体的にどんな流れで進めればいいのだろう…
目指せ脱サラ!!とは言ったものの、自分には何ができるのか…
と、見えない事が多すぎて、何をどこからやっていいものか一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
「起業」には興味があるけれど、具体的に何をどうすればスタートラインに立てるのか?
今回は、起業したい!という思いをビジネスとして具体化していくため、起業の仕方について流れを説明していきます。

起業したい思いを棚卸しよう

自分を知るために
私はこれをビジネスにします。という具体的なものがなく、「起業をしたい!」という思いからスタートする場合には、
何をしたいのか?何ができるのか?を、自己分析してみましょう。
人生の棚卸として、自分に向き合い、自分を知る事ことはとても重要です。
自己分析をすることにより、自分の価値感、資質、興味関心ごとに気付くことができ、改めて自分を知ることができます。
その気付きが、起業したい内容や自分には何ができるか?という事を見つけるきっかけとなるでしょう。
価値観を知る
自己分析により、自分の価値観を分析してみましょう。
価値観とは、自分にとって「何が一番大切か?」というものであり、何に価値を感じ、何を大事にしたいのかという、人生における優先順位です。
これは個人個人がそれぞれに持つものであり、過去の体験から作られるものです。
ずっと変わらないものもあれば、今までに変化してきたものもあるでしょう。
ここで価値観を分析してほしい理由は、自分の価値観に気付くことで、今後の活動を正直に行うことができるようになるからです。
自分に正直に活動することでやる気が生まれ、モチベーションが上がり、迷いが無くなります。
まずは、人生の棚卸によって、自分の価値観を分析してみて下さい。
資質・本質を知る
自己分析によって、自分には何ができるのか?何がやりたいのか?ということも見えてきます。
資質とは、生まれ持った性質・才能・天性です。
特に努力した覚えもなく恵まれてきた事や、性格、精神など、自然と身についているものに気付きましょう。
次に、今までの経験によって自分に出来ることや得意なこと、やりたいと思うこと、逆にやりたくない事を洗い出します。
自分には何が向いているか、何ができるのかを掘り下げて考えてみます。
興味・関心ごとを知る
昔から好きな事や、今ハマっていること、時間を忘れて過ごせる事はありますか?
世の中で気になることや、感動する事、趣味、好きな本の傾向など、自己分析をしてみると自分がどんなことに興味・関心があるか気付くことができます。
自分が熱くなれる事は、今後のやる気と努力に繋がります。
ビジネスとして成り立つか?ということも重要ですが、まずは自分自身が何に力を注げるか、見つけることも重要です。
- 自分にとっての喜びとは
- 自分の性格とは
- 刺激を受けること・もの・人
- 嫌いなこと・もの・人
- 感動すること
- 今までに努力したこと
- 判断基準となるものさし(お金・人・経験)
- 大切にしていること・もの・人 など
具体的な棚卸の方法については、この記事を参考にしてみて下さい。
人生の棚卸をすることにより、必ず見えてくるものがあります。
既に起業する内容が決まっている人も、起業はしたいけれどやりたい事はまだこれから…という人も、自己分析をすることによりビジネスのテーマが見つかったり、新しい自分を発見するきっかけになります。

起業への思いをまとめよう

やりたい事を明示する
やりたい事が既に決まっている人は、その思いを深めましょう。
起業したいと思ったきっかけや、理由は何でしょうか。
何か具体的にやりたい事がありその実現のために起業するのであれば、その思いを言語化してみましょう。
思いだけでなく、明確に正しく表現するため、言葉として紙に書いたりパソコンに文字起こしをしたり、目で見て確認できるようにすることをオススメします。
起業内容を模索する
起業する内容が決まっていない人は、なぜ起業したいのか?その思いを深掘りしましょう。
どんな仕事を、どんな環境で、どういう規模で行うのか具体的にイメージします。
今後のビジョンとして、1年後、3年後、5年後はこうなりたいと、年表のように区切って考えるのもいいでしょう。
まだ何も考えることが出来ていなければ、どこかにビジネスチャンスが無いかアンテナを張って過ごします。
ビジネスチャンスは意外と身近なところにあったりします。ビジネスチャンスの見つけ方については、この記事を参考にして下さい。
起業への思いを深める
なぜ起業をするのか、その思いと向き合います。
起業する時は、何らかの目的があるはずです。
誰かの役に立ちたい、美味しいものを作りたい、今までに無いサービスを提供したい、自分にしかできない○〇をビジネスにしたいなど、起業する目的を考えます。
最初に抱いた思いは、これから先「企業理念」として事業を照らしてくれるものになります。
ここで企業理念を決める必要はありませんが、起業(創業)の思いは経営していく中で支えとなる「理念」のに繋がるため、自分の思いとしっかり向き合い、なぜ起業を思い立ったのかその気持ちを忘れないようにしましょう。

ビジョンと目標を立てよう

起業のビジョンを描く
起業したら、どのようにやっていきたいかビジョンを描きます。
ビジョンとは、将来の展望です。
近い未来、遠い未来、自分がどのように在りたいか、理想となる未来像を想像します。
ナポレオン・ヒルが書いた『思考は現実化する』という本があります。
これは、成功者たちの言葉から導かれる成功法則がまとめられた本であり、自分が成功すると信じて諦めなければ、必ずそこへ近づくことができるという成功哲学書です。
ビジョンを描き、より強く思いを持てばやってやれない事はありません。
成功した自分を思い描いてみましょう。
今後の目標
思い描いたビジョンを現実のものにするため、今後の目標を設定します。
ビジョンは理想のゴールであり、目標はそのビジョンに向かうための小さな山々だと想像して下さい。
小さな山をひとつひとつ登っていくように、小さな目標を設定します。
そして、今登るべき山はどれか?自分は何合目まで来ているか?この山を越えるために必要なことは?と、今やるべき事を明確にしていきます。
目標の立て方については、この記事を参考にしてください。
ビジョンは大きく、夢を持っていきましょう!
目標は大きく立てる必要はありません。
高いところに置きすぎず、確実にひとつひとつ登っていきましょう。
起業するうえでの行動計画

行動計画を立てる
起業するうえでの計画を立てます。
思い立ったらすぐ!と、行動に移せる人もいれば、じっくりと練ってから行動を起こす人、目標を定めあと〇年したら、いくら貯まったらなど具体的に決めている人もいることでしょう。
起業をするまでには、それなりの準備と時間が必要です。
時間を確保し、いつまでに何を行いどのように進めていくかを考えます。
実際に起業する時に何が必要となるか、今から準備できることが無いかについても考えましょう。
自己啓発
起業する内容ややりたい事が見えてきたら、それに関する知識を深めていく必要があります。
必要な資格を取得したり、免許を取ったりすることも良いでしょう。
本を読んだり、セミナーに行くなど、実際のビジネスに活かせるように勉強を進めることも重要です。
スタートがしっかり切れるよう、必要なことを計画的に進めていきましょう。
起業に必要なものを考える

経営資源の洗い出し
経営資源とは、一般的に「ヒト、モノ、カネ、情報」の4つを言います。
これは、企業が経営活動を行う際に必要となるものを表しており、より良いものが揃うことで企業の力となり、対外的な信用にも繋がります。
ヒト
ヒトとは、人材のことを表します。
通常イメージするのは企業に属する従業員ですが、起業する時に考えるヒトは協力者や理解者も含まれます。
起業のアイデアやビジネスプランを相談できたり、客観的な意見をくれる人、モニターなど、事業を行ううえで協力してくれる人の存在を確認します。
従業員として一緒に働きたい仲間や、ビジネスの幅が広がる人脈もあれば申し分ありません。
モノ
モノとは、企業が持つ設備や在庫、商品などを言います。
起業を考える際にはモノについても広く捉え、何を売るか?何を作るか?そのための設備はどのようなものが必要か?という、スタートするための準備も含めて考えます。
活動するために必要なものであり、業種によっては、知識やノウハウもモノに含まれるでしょう。
カネ
カネは、資金や予算をいいます。
スタートするための手持ち資金だけでなく、事業が軌道に乗るまで生活をつなぐための資金も考えます。
事業を進める中でかかる費用の予算を見積もるとなお良いでしょう。
場合によっては、銀行からの借り入れを準備する必要もあるため、カネの洗い出しは重要です。
情報
情報とは、起業に関わるあらゆるデータです。
アンケート調査によるものや、統計データもですが、友人知人へのヒアリングなど、市場の声も重要な情報になります。
事前のリサーチで正確なデータがある方が、事業をうまく進めることができます。
客観的かつ正確な情報を集めていきます。
参考&便利ツール
起業するうえで、必ず必要となるのが税務署への届出です。
税務署に届出というととても敷居が高く、難しいイメージで後回しにしがちですが、無料で簡単に書類を作成できるサイトがあります。
- 個人事業主として起業する際の届け出に必要な開業書類を、無料でカンタンに作成できるオンラインサービス
- 最速&カンタンに開業書類が作れる
- 必要な情報をアンケート形式の画面に一度入力するだけで、開業書類が自動作成
- 開業届以外の書類もまとめて一括で作成ができる
- e-tax(電子申告)を利用すれば、オンライン上で開業届の提出が可能
- 書類をわざわざ印刷せずに、自宅からカンタンに届け出が完了
- 開業freeeは全て無料
無料で使える開業書類作成サービス「開業freee」
時間と手間をかけずにスタートできるツールとなっています。
興味のある方は【開業freee(フリー)】より無料会員登録のうえご活用下さい。
まとめ

起業を具体的にイメージできるよう、起業するまでの流れを解説してきました。
起業は誰にでもできます。
しかし、ただ起業するだけでなく、社会に必要とされ事業として発展していくには、しっかりとしたプランと準備が不可欠です。
起業することを恐れず確実なスタートを切るため、自己分析によって自分と向き合い、起業の思いを深め、じっくりと準備を進めてはいかがでしょうか。
思いを形にするために、起業する際の手引きとしてお役に立てると幸いです。
起業の思いが形になってきたら、あとは必要な届出を出します。
個人で始められる方は、参考にしてください。