3C分析とは【マーケティングの基本!その分析方法と目的について】

 

こんにちは、 SunnyBizコンサル です。

 

今回はマーケティングの基本分析手法のうち、3C分析 について解説します。

マーケティングの基本的な分析方法(7つ)についてはこちらを確認して下さい。

マーケティング戦略~基本的な分析方法を知ろう~【3分読解】

3C分析とは

 

3C分析とは、自社を取り巻く環境を分析するもので、経営戦略を立てる際に活用します。

 

3C分析の分析対象
  • 顧客・市場(Customer):顧客の欲求、市場規模、成長性など
  • 競合他社(Competitor):競合相手の数、強み、弱み、商品やサービスの特性など
  • 自社(Company):商品力、販売力、技術力、市場シェア、経営資源  など

 

これら、3つのCの頭文字をとって 3C分析 といいます。

3つの関係性を客観的に分析することで、自社の商品・サービスを展開する際の経営課題を見つけることができます。

 

そして、自社が他社に勝る部分や、成功要因、武器を見つけることができるため、とるべき戦略や事業の方向性が見えてきます。


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3C分析のフレームワーク

関係図解

 

ビジネスドクター
それぞれの C の関係性を図にしてみました。繋がりをイメージしながら分析を行いましょう♪

顧客・市場(Customer)

顧客・市場は、自社と競合他社との関わりがあります。

自社との関わりにおいては、自社が顧客へ商品・サービスという価値を提供しています。

競合他社についても、同じく顧客に対して価値提供をしています。

 

ここで分析すべきは、顧客が何を求めているかという、市場のニーズです。

 

要望、不満、不安、価値観などの欲求を満たすために顧客は商品やサービスを購入します。

市場では、商品やサービスが常に比較され、顧客のニーズに合致するものが購入(選択)されています。その選択の要因を見つけるため、市場分析は大変重要です。

競合他社(Competitor)

競合他社は、自社に脅威をもたらす相手であり、ライバルであり、比較対象です。

他社の強みと弱み、自社の強みと弱みを洗い出し、どのような違いがあるのかを明確にすることで、差別化できる部分を見つけることができます。

また、自社の改善すべき点や、補うべき部分が見えてくることもあります。

 

ここを分析するには 情報収集が大変重要 です。

他社の業績、市場シェア、口コミや広告戦略の様子などのほか、販売ルートや主要な取引先を知ることも良いでしょう。できれば財務状況などが分かる資料も手に入れましょう。

 

特に財務資料は、他社の利益率や経営資源に関する情報を得ることができるため、貴重な情報と言えます。

ここを分析することで、他社が市場から求められる要因や、他社の現状が見えてきます。

自社(Company)

自社の強み、弱み、経営資源、市場シェアなど、自社の現状を洗い出します。

自社を分析するには SWOT分析 を取り入れることをおすすめします。

自社を取り巻く現状を分析することで、自社の優れている部分と、改善すべき部分が明確になります。

SWOT分析とは?【やり方徹底解説】分析方法を知って自社を知ろう!

 

3C分析をする際に注意する点としては、予測を加味しないことです。

その時の事実や現状を取り入れるようにしましょう。

 

3C分析の目的

3C分析の目的は、結論から言うと「経営戦略を立てるた」です。

その経営戦略を立てるためには、以下の事柄を明らかにしたいです。

分析により明らかにしたい事柄
  • 3つのCの内容
  • 自社の武器(強み)
  • 他社に勝っているもの
  • 市場のニーズと自社の強みが一致している部分

 

ここで列挙したものは、3C分析のフレームワークで分析した結果、得られるものです。

分析をすることで、必ず見えてくるものがあります。

 

そこから競争を勝ち抜くうえで自社が他社に勝るものを明確にし、

市場ニーズと自社の交わる部分(※関係図解:赤の部分)を武器に、今後の戦略を立てていきます。

 

赤の部分を、重要成功要因(KSF:KeySuccessFactorの略)といいます。

 

自社の強みが市場ニーズと重なるところが重要成功要因であり、競合他社が参入できない領域になります。自社が勝てる要因を発見し、戦い方(事業の方向性)を見つけます。

重要成功要因を見つけ戦略を立てることが3C分析の目的です。

3C分析のメリット・デメリット

メリット
  • 分析する項目がシンプルで3つの関係性を理解しやすい
  • 収益力、市場シェア、市場動向が分かる
  • 自社のビジネス環境を客観的に見ることができる
デメリット
  • 1点集中で成功要因に力を入れると市場とのズレが生じた時にリスクとなる
  • 長期的な戦略ではない

3C分析は、分析する内容が分かりやすく、結果も明確に把握しやすいものです。

しかし、時代の変化は思っているよりも早いため、今のトレンドやニーズだけを追っていると、自社が成功要因として力を入れていた部分が、既に過去のものになってしまうこともあります。

 

それを防ぐためにも、時代の変化に合わせた戦略が立てれるよう、その時々で分析を行っていきましょう。

 

まとめ

3C分析は、事業の方向性を見つけ戦略を立てる際に有益となる分析方法です。

内容もシンプルなため、分析をするにもそれほど時間を要さず取り掛かることができます。

マーケティング活動のひとつとして、3C分析を活用してみましょう。

ビジネスドクター
彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず(※)

ということわざがあります。敵を知り、己を知り、勝ち続けることができる戦略を立てていきましょう♪

※出典元:故事ことわざ辞典:kotowaza-allguide.com/ka/karewoshiri.html


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Sunny
新しい『笑顔』に出会うため、ブログを開設しました。 主に会計・マーケティング・経営に関する内容を『誰にでも分かりやすく』を心掛けて投稿しています。少しでも参考になれば幸いです。よろしくお願いします。